ポジティブスパイラル!

大阪交響楽団テューバ奏者、潮見裕章のブログです!

新しいプロジェクト!

テューバという楽器とポピュラー音楽

このなかなか共通点の乏しい2つを結び付ける

新しいプロジェクトを始動しました

 

どうも

おみしー師範代でございます!

 

みなさん、お元気ですか?

 

いつも取り止めのない下手くそな文章を読んで頂き

ホント感謝感謝でございます!

 

え〜唐突過ぎる書き出しでしたが

今日は新しく始めたプロジェクトのお話を少々

 

新しいプロジェクトと言いましても

大金の舞い込んでくるウハウハな仕事…

ではなく

 

今までとあるバンドに所属していた大学時代からの友人

そのバンドを離れ

独立して裸一貫で始めた新しい仕事を

応援するという

師範代の新しいプロジェクト

なのであります

 

この状況下だからこそのアイデア

ひょっとするとその友人にとっては

余計なお世話だったり面倒くさい話だったりするのかもしれない

 

だけど

音楽業界はソーシャルディタンスという言葉に

自分たちのフィールドを剥奪され

目に見えない敵といまだに戦い続け

まだまだ出口の見えない今を必死で耐え凌いでいるのが現状です

 

師範代が所属するオーケストラ

大阪交響楽団

3月初旬から今までの3ヶ月間

全ての公演がキャンセルになり

来月中旬まで公演はありません

 

そんな世界中のミュージシャンたちが

苦境に立たさせてるこのタイミングで

新しい人生に漕ぎ出した友人を

黙って見てはいられない

 

自分で温めていた

こんな状況下だからこそのネタを彼に提案し

自分がその手助けをすることを申し出ました

 

前述の様に

今は「集まるな」と言われています

 

そこにステージがあっても

コンサートを求める聴衆がいても

演奏を届けたいという奏者たちがいても

その願いは叶わない

 

プロの世界だけではなく

中高生たちの吹奏楽合唱といった部活動までもが

密になるなと合奏や合唱をする機会を奪われ

コンクールや自分たちの演奏会もどんどん中止に追い込まれている

これは高校生のみならず一般のアマチュア団体の方々も同じ

言わば大勢の音楽を演奏することを愛する人たちが

音楽を楽しむという環境を奪われていて

いつまで続くのかもわからない

 

そんな状況下で

暗い表情で毎日を過ごしている

 

とくに中高生の最終学年にあたる生徒さんたちは

本当に不憫でなりません

 

もちろんそれは感染拡大を防止するためであり

大勢の命を守ることが優先されるべきなのもわかる

 

だとすれば

集まらないで人との距離を保って個人で練習したり

個人で人と音を合わせたりしている様な音楽の楽しみ方が出来ないものかと

ずっと考えていたアイデアがありました

 

それは簡単に説明すると

カラオケです

 

みなさんもよくご存知のこのカラオケという文化は

師範代が物心ついた頃から既に存在していました

 

昔は8トラック(略してハチトラ)なんかをよく見かけましたが

最近は古びたスナックぐらいでしか見ないですよね(笑)

 

管楽器業界も既に10年以上前からそこに目をつけて

マイナスワンの音源を聴きながらカラオケ感覚で演奏するという

管カラ(管楽器カラオケ)なるものが普及していました

 

しかしそれは歌のカラオケと同じ様な伴奏音源でした

 

その音源を吹奏楽編成のサウンドで作り

それを聴きながら演奏することで

あたかも自分が吹奏楽のバンドとソリストとして共演して

ポップス曲のソロを演奏している様な感覚を味わえる

そんな楽譜と音源をセットで販売することを彼に提案した訳でありました

 

その名も「家永吹産」

友人の名は

家永慎也(通称:モンキー)

 

彼はニューオリンズスタイルのデキシーランドジャズを

新しく進化させた音楽スタイルで活躍する関西出身のバンド

ブラックボトムブラスバンドで20年間活動して来たミュージシャンです

 

何を隠そう

師範代も実はそのバンドに在籍していた時期があり

オリジナルメンバーたちとは大学時代からの長い間の友人なのです

 

そんな経歴を持つ彼なら面白い事をたくさんやっていけるはずだと考え

彼が演奏業務の傍らスタートさせた楽譜の出版会社「家永吹産」に

先ほどの温めてたイデアを提案したのでした

 

人と集まって合奏が出来ないのなら

一人ででも楽しんで演奏してもらえる様に伴奏音源と楽譜とを制作して

たくさんの人にメロディを演奏する楽しさを味わってもらおう!

この企画に彼が「ONE MAN SHOW」シリーズと名付けて

今回のプロジェクトが始動しました

 

元々彼が吹奏楽編成用のアレンジ楽譜として作成していた

斉藤和義さんの「歩いて帰ろう」があったので

その楽譜のメロディ部分をソロにして

吹奏楽が伴奏を演奏するスタイルの音源を吹奏楽の音で作成し

その音源を聴きながら師範代が実際に収録したものが

コチラです

 

まずはお楽しみ下さい!


『歩いて帰ろう』(作曲:斉藤和義 編曲:家永慎也)【家永吹産】「ONE MAN SHOW」シリーズ

 

中間部は原曲にないファンク音楽の要素が取り入れられ

彼のセンスの良いアレンジが効いています

 

しかもどの管楽器でも演奏可能な様に対応して楽譜も販売しており

破格の価格設定でお届けしています!

 

楽譜販売のウェブページはこちらから!

「家永吹産」ONE MAN SHOWシリーズ

https://ienaga2020.thebase.in/?fbclid=IwAR2LI994nmOht-S5UZomHQz0nxO5Qd3B4IknbkpvgoxAiohpsyk1dL000yg

 

まだ公開してませんが

更に第二弾の演奏も準備が完了し

そして第三弾の話も進んでいます!

 

こう言った形でたくさんの人に笑顔になって頂ければと思っています

 

もし管楽器を演奏される方

もしくは今からでもやってみようかと考えていらっしゃる方がいましたら

是非この機会にソロを演奏する楽しさを味わってみては如何でしょうか?

 

 

こんな状況だからと諦めるのではなく

こんな状況でも音楽を楽しむ

 

ペストマラリアが世界を脅かしても

戦火の中でも

先人たちが必死で守り続けて来た

音楽という文化

 

私たちはその恩恵を受けるだけでなく

私たちが今生きている間のことだけを考えるのではなく

この世から私たちがいなくなっても受け継がれて行くであろう事についても

考えながら生きることが必要なのではないかと

 

そう師範代は考える訳であります

 

 

あ、

あくまでヘビーな感じじゃなく

 

ポジティブにね!

 

 

また第二弾、第三弾と公開出来次第こちらのブログでもご紹介させて頂きます

是非お楽しみに〜!

 

という訳で

師範代でございました

 

 

ではまた!

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