ポジティブスパイラル!

大阪交響楽団テューバ奏者、潮見裕章のブログです!

あなたを笑顔にしたい!

おうち断髪式

大阪ではまだまだ緊急事態宣言継続中

 

長い間髪を切りに行けず

前髪がとうとう鼻先を通り越し

さらに口まで到達しそうになってたので

本来なら行きつけの美容室に行くところを

自粛して(ケチった訳ではない)

自宅で奥さんにほんの少し前髪をカットして頂いた結果がコチラ

↓ 

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おうち断髪式、大成功!

その爆笑の様子をおさめた動画がコチラでございます。

楽しそうな「おうち断髪式」を見てやって下さい!


おみしー師範代の【おうち断髪式 】

 

まぁ、前髪ひとつでみんなが笑顔になってくれるなら安いもんです(笑)

どうぞご笑納下さい。

 

と言う訳で、ステイホーム!

まだまだ気を緩めずに、だけど笑顔で頑張りましょう!

 

あ、よろしければ下のバナーからチャンネル登録よろしくお願いします!

 

 

ではまた!

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自粛は続くよいつまでも 〜オンラインレッスンを考える〜

オンラインレッスンを考える

他ジャンルからは多少出遅れた感がありながらも、我々音楽家たちもインターネットを利用したリモートワークやオンラインレッスンを多用する様になって来た。

例に漏れず師範代にも教鞭をとる2つの大学からの要請を受け、個人的に色々とテスト期間を経て、オンラインレッスンを開始する準備を進めている。

それと共に、今まで凍結していた個人レッスンの生徒たちのレッスンも再開を目指して、テストを繰り返す日々であります。

 

しかし、オンラインレッスンを通常の対面式のレッスンの様にスムーズに実施することは非常に難しい。

てゆーか、スムーズになんて「無理」だ!

と世の中の先生方は心の中で叫んでいらっしゃることでしょう。

わかります、よーくわかります。

 

ご存知の様に、今でこそラインスカイプフェイスタイムといったビデオ通話アプリの発展で、会話する上ではタイムラグによる通話上のストレスをそれほど感じなくなって来ている。

加えて、最近ではZOOMの様なグループ通話にフォーカスしたアプリも開発が進み、企業の会議やちょっとしたグループミーティング、またオンライン飲み会などにも使用されるなどして話題になっている。

 

しかしこれは会話という特性を活かした機能にフォーカスしているから気にならないだけであって、互いに楽器を演奏して互いの音を確認し合う…といった使い方のために開発されている訳ではないのだ。

 

我々器楽奏者がオンラインレッスンをする上で困難な点を挙げると

・タイムラグがあるため一緒に演奏する事が困難

・互いのインターネット環境によって通話の質にばらつきが生じる

・生徒が演奏している最中にアドバイスを挟みにくい

・指使いやアンブシュア等、目視での確認が困難

 

などなど、挙げれば本当にきりが無いです。

 

テューバのレッスンの場合はそこに以下の様な問題も加わってくる

・演奏出来る環境を確保する事が困難

・音量の問題でスマホのマイクが勝手にレベルをコントロールしてしまう

・上記を解決するための外部入力マイクの必要性

 

などなど、考えれば考えるほどネガティブになる要素ばかりです…

 

しかしながらそんな環境の中でも生徒たちの事を考えると歩みを止める訳にはいかないのであります。

 

そんな訳で、この春に大学を卒業してフリーランスとして頑張っている生徒や、アマチュア奏者として活動してる生徒たちに協力してもらったりしながら、色々とテストをした印象なんかを軽くここに挙げておきたいと思います。

同じような事で困っていらっしゃる誰かの役に立ててもらえれば幸いです。

 

アプリケーション

こういった事を専門に勉強したり扱ってる訳ではないので、あくまでも個人的な感想の域を超えませんが、いくつかのアプリケーションでテューバを使用してレッスンする事を前提としてテストしてみました。

 

使用頻度

LINE>FaceTime>FaceBookMessenger>Skype>ZOOM

最近一気に普及したZOOMを頻繁に使ってる方も多いと思いますが、学生たちの使用頻度としてはまだそこまで広く使われてはいない状況でした。

大学がZOOMやSkypeでレッスンを受ける事を推奨しているので、インストールはしているけどそれ以外ではそこまで使う機会はない様です。

 

音質や画質に関して

FaceTimeSkype>ZOOM>LINE>FaceBookMessenger

これはぶっちゃけ使用時のインターネット環境に依存する部分が多いと思うんですが、こちら側と向こう側のインターネット環境は固定の中で全て試してみた結果、このような順番に感じました。

ただ、コロナの影響でこんな状況になってからこういったアプリの開発元も改善に尽力されていると思うので順番は日毎に良くなって行くのではないかと思っています。

 

レッスンで使用するなら

FaceTimeSkype

音質画質ともに好印象なFaceTimeはアップルユーザーであればデフォルトでインストールされているけど、アンドロイドユーザーには使えないというデメリットがあるが、個人レッスンで使用する場合は各生徒の状況によって使用するアプリを変えれば良い。

例えばレッスンで使うアプリを固定して連絡先などをそこで管理したい場合はSkypeやZOOMが良いのかもしれません。

 

LINEのビデオ通話も以前に比べると心なしか良くなってる様にも感じます。

でもこれらの印象はあくまでインターネット環境や受け取る側の環境にもよると思うので個人的感想として止めておいて下さいね。

 

ZOOM

大学が推奨するZOOMは講義などの様に複数を相手に一方からの情報発信としては適していると思うけど、レッスンで対話形式の様に使用する場合は複数名が同時に声や音を発した時にやはり遅延や音の混乱が生じてしまいます。

なので受ける側がマイクをオフにして講義を聞く使い方をする場合は◎です!

個人レッスンでも聴講したりする人がいる場合には最適でしょう。

だから大学が推奨するんでしょうね。

しかも有料登録すれば通話内容をレコーディングして映像と一緒に残すことが可能です。

 

このZOOMはグループレッスンなどではある程度活用出来ると思います。

師範代が開催している「みちみち道場」の道場生たちと、先日マウスピースのバスィングのみでオンライン道場をやってみたのですが、こちらで鳴らしてるメトロノームの音と、師範代の音は各自にしっかり認識出来ていて、それに続いて演奏する事も可能でした。

しかし、受ける側のマイクをオンにしていると、師範代の所ではテンポ60で1拍ぶんほど遅れてみんなの音が返って来るので、受ける側のマイクをオフにする事によっていつもの道場形式のロングトーンなどは可能だと認識しました。

ただその場合、師範代の方に生徒の音が聴こえない状態になってしまうので、それに対してのアドバイスも出来ず、垂れ流しレッスン的になってしまうのですが、質問タイムなどを後で儲けてその時に話す人のみマイクをオンにするなどの工夫が出来ればある程度は成り立つと思います。

 

 

悲しいかなレッスンで使用する際には現段階では同時に話したり演奏したりした時に、実際の様に両方聴こえる状態をクリアに作り出す事はまだ実現出来ていないと思います。

ひょっとすると次世代の5G導入などでそういった事もストレスが軽減されたりするのかもしれませんが(←なにも知らないのでそういう事を希望してるだけですが)今の段階でそれははのぞめません。

 

個人的な解決法

現段階での個人的にこれから進めるオンラインレッスンでは以下の様な設定を各生徒別に試しながら実施して行こうと考えています。

 

・外部入力マイクの使用

スマホのマイクだとやはりテューバの音は勝手にレンジの調整をされてしまうので、外部入力のマイクを使ってそれを軽減させる必要があると思います。しかし、マイクとアプリケーションの相性もある様で認識しない組み合わせもあるので、それを探しながら…。

で、こないだやってみて驚いたんですが、アップル純正のイヤホン(マイク付き)が意外と使えるんです。

もちろん音質はそれほど良くないし、周りのノイズも拾っちゃうんですが、レンジが落ち込まない状態で吹くことが出来てたのでまたこの組み合わせで色々やってみたいと思います。

この組み合わせなら生徒の費用的な負担も少ないので、またテストしてレポートしますね!

 

・ターン方式(リアルタイム)

通常のレッスンの様に対面式で出来るにこした事はありませんが、リアルタイムでそれをするためには同時に発言(発音)する事を避けながら進める事でスムーズなレッスンが可能になる。

互いに画面が目に入る位置にいれば、生徒が演奏中でも止めてアドバイスしたい時は言葉ではなく手を挙げる等して演奏を止めてアドバイスすることも可能。

対面式でレッスンする場合はこれを生徒との間で約束していれば割とスムーズな気がします。

 

・録音送信&アドバイス方式(要時間)

時間はかかりますが、このパターンが一番確実だと思います。

生徒が自分の演奏を録音して先にこちらに送信。

それをこちらが聴いてチェックしておいて、時間を決めてビデオ通話でアドバイスする。

レッスンまでの間に時間がかかってしまうのが難点ですが、こちらが音出し出来る環境であればその場でデモンストレーションも可能だし、生徒が録音するのも自分の都合の良いタイミングで録音すれば良い。

通話してる時間自体は少なくて済むので通信費用の節約をしなければならない場合には◎です。

タイムラグでストレスを受ける事もなくスムーズにレッスンが成り立ちます。

…ちょっと寂しい気もしますけどね。

 

この様な感じでしばらくの間はまたテストを続けてやってみようと思っています。

続けていけばもっと色んなスタイルを模索出来ると思います。

 

おそらく収束するまでこの状態はまだまだ続くことでしょう。

 

こんな面倒くさいこと無理!

 

と何もしないでいるよりは本当に色々実戦で試して行って改良して自分なりのスタンスをそれぞれに見出せれば良いのかなと師範代は思っています。

 

また色々発見があるたびにこのブログを使ってまとめて行こうと考えてます。

 

どれだけの人が目を通してくれてるかわかりませんが、誰かのお役に立てれば師範代にとってはそれが一番嬉しいことです!

 

同業者の方で悩んでいる方がいらっしゃいましたら師範代と一緒にポジティブに考えてこの状況を良いものに変えていきましょう!

 

という訳でまだまだ我々音楽家にとっても大変な日々が続きますが、みなさんポジティブスパイラルハッピーホルモンを分泌しながらお過ごし下さい!

 

 

ではまた!

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新しい世界を作るタイミングなのだ!

楽家のリモートワーク

様々な職種で既に実施されているリモートワーク

感染拡大防止のため自宅にいながらにして仕事を行う。

みんながそれを出来ると確かに通勤電車やバスで人から人へ感染する事も、社内で広がる事も防げるので会社勤めの方々にとっても社会全体にとっても収束へ向かって一歩前進出来る。

 

では、我々プロフェッショナルの楽家はどうだろう?

楽家にとってのリモートワークとは?

 

師範代自身も音楽仲間とコラボレーションして、いくつかの動画を作ってYouTubeにアップしたりはしているが、結論から申し上げると、リモートワークの成り立つジャンルではない。

 

会社の業務の一部として計算をしたり書類を作成したり企画会議をしたり…といった事が必要とされるのではなく「人と呼吸を合わせて、を合わせて、同じ空間にいる第三者である聴衆に、音や響きだけでなく、空気感も含めて楽しんで頂く」という我々の仕事は、自宅でリモートワークでやろうとした時、一瞬で二次元化してしまい、驚くほどに薄っぺらいものになってしまう。

 

やっぱり音楽は生が一番

 

話は変わるが、最近娘が家で退屈そうにしているのでPCでグーグルアースを見せる時がある。

今はご時世的に旅行なども出来ないが、仮想的に旅行を楽しめるし、コロナが収束したらどこに行きたいか、などと話しながらディスプレイを一緒に眺めるのも楽しいものである。

普段なかなか行けない様な場所にも行けてしまい、実際にそこに旅行した様な気持ちにすらさせてくれる。

実際は二次元で表現されているが、非常に立体的でここまで楽しめる様になったテクノロジーの進化には本当に脱毛…もとい、脱帽である。

 

まぁまだ毛量に関しては多少余裕があるので、何本か抜けても良い。

それくらいテクノロジーに感謝してると言いたかったのである。

 

そこと比較すると我々音楽家のリモートワークも実はそれと似ているのではないかと感じて来た自分がいる。

 

の話ではない。

 

もちろんそんな三次元的な空間は演奏動画の中では表現出来ないし、演奏している空間ごと届けるなんて事はとうてい無理だ。

しかし、これをきっかけに普段なかなか忙しくて音合わせの時間が作れないでいた友人と互いの自宅にいながら別撮りした動画を編集して共演動画を作って公開してみたり、遠くにいる音楽仲間や、普段ならどう考えても共演出来ない様なアーティストたちと動画を介して共演出来る(星野源さんの「うちで踊ろう」等がそれの最たるもの)という新しい世界を作るタイミングが今まさに訪れているのだ。

 

これはある意味、コロナの馬鹿野郎がもたらした副産物と言えるかもしれない。

 

師範代もコロナ騒動がおこる以前は「そんな事やってどうすんねん」的に斜に構えて見ていた部分が多少はあったが、こんな状況になった今、どこかでそれを楽しんでいる自分がいる。

 

誰かから仕事として依頼されてやっている事ではない

 

だから出来ること。

 

こんな状況だからこんな事しか出来ない…

ではなく

こんな状況だからこんな事が出来るになって来たのだ。

 

そんな師範代のコラボレーション動画たちはコチラ!

兵ブラスクインテットのソーシャルディスタンシングパフォーマンス第1弾!


"Jeanie with the light brown hair" 金髪のジェニー by Tsuwamono Brass Quintet

 

こちらが第2弾!少しネタが少なかったぶんテロップで遊びました(笑)


"Gallop" (Dmitri Kabalevsky/arr.Michiko Inagaki) by Tsuwamono Brass Quintet

 

MIYANISHIOMIの大阪と千葉でソーシャルディスタンシングデュオ!


"MINUET" from Suite in Miniature / Philip Catelinet

 

古巣のブラックボトムブラスバンドと20年ぶりの共演で聖者の行進!


" When The Saints Go Marching In "「聖者の行進」【#Stayhome #Withme】

 

いつもお世話になってるピアニスト橋本礼奈さんと!


"ROMANZA" from Cocerto for bass tuba / R.Vaughan Williams 【#Stayhome #Withme】

 

コロナ騒動が収束の日を迎えた時、

「あぁ…前より仕事少なくなったからなんとかせんと…」

ではなく

「よっしゃ!コロナの間にいっぱいアイデア蓄えたからバンバン放出していくで!」

ポジティブ新しい時代のスタートを切れる様に、めいっぱい感覚を研ぎ澄ませていたいと思う師範代でございました。

 

あ、よければチャンネル登録もお願いします!

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こんな世の中ですが、みなさんも是非毎日ポジティブスパイラルでお過ごし下さい!

 

 

ではまた!

おみしー師範代のしばらく練習でもしてみよか〜!その3 〜練習哲学〜

さぁ練習しよう!

こう見えてプロの音楽家なのです。

だから「練習」って言葉を一方向からではなく多角度から捉えてる自分がいる。

多角度から捉えるというのは色んな角度から考えられる柔軟な頭でいようとしているということ。

 

何の話??

 

師範代の「練習」というものに対しての考え方のお話。

今日は別に誰にも言わなくても良い師範代の練習哲学について勝手に講釈を垂れる回です(笑)

 

そもそも練習とはしなければならないものではない

実は師範代、練習が好き

「趣味は?」と聞かれたら、迷わず「練習!」と答えてしまいます。

 

合コンとか行っても話ふくらまん奴です(笑)

 

あ、合コンなんて行ったことないッスよ!

 

あ、一回だけあった(笑)

 

その時の話はまた別の機会でするとして、

一時期、師匠や友人たちのFacebookTwitterの投稿見て「鉄道模型いつもめっちゃ上手に作ってはるなぁ」とか「へぇ〜、家庭菜園やってるんやぁ」とか「カメラも楽しそうやなぁ」とか…

少し羨ましい感じで見てて、ふとした瞬間に無趣味な自分がなんか面白くない男に思えて、オレもなんか趣味探さなあかんなぁ…なんて思ってる時期もありました。

 

でもね、趣味って探さないといけないものじゃないんです。

そもそも趣味って好きでやりたくてやってる事ってカテゴリーですよね?

その好きでやりたい事が仕事なので、別に無理して他に趣味を作らなくても良い。

 

そこ、とっても大切な事だと思うんです!

 

must ではなく want の発想

なのでこの見出しの言葉に繋がって来るんですよね。

師範代のレッスン受けてる門下生たちは何度も師範代の口から聞くであろうこの言葉。

must ではなく want の発想!

「練習しないとしけない」ではなく「練習したい

これホント大切な発想。

 

アマチュアミュージシャンの方々もたまに「次の合奏までにこの曲練習しとかなアカンねんなぁ(汗」みたいに must で考えてしまってる時ないですか?

 

是非みなさんも want の発想で捉えてみて下さい!

 

コレ、練習にだけ言えるんじゃなく、普段の生活の中でも置き換えて考えられる事だと師範代は思ってます。

 

must ではなく want !!

ネガティブではなく、ポジティブな自分に変化させて行ってくれる発想。

これこそ師範代がみなさんにお伝えしたい事なのです!

 

なので、このブログのタイトルも「ポジティブスパイラル!

そして記事のタイトルも「練習でもしてみよか〜!」

 

want の延長線上ポジティブな発想でいること。

 

なので衝動的に練習し始めて、色々考えながら練習中に試して、練習し終わってから頭の中で一生懸命整理してる自分がいます。

 

演奏動画を撮影したり、ツイキャスで配信したりしてる時もそんな感じです。

 

昨夜、師範代チャンネルで公開したこの動画もそんな感じで一心不乱に練習してる最中に思いつきで撮影したものです。

テューバ吹きの間では良く知られてるエチュードボルドー」の1番を、通常音域で吹いてるものにオクターブ下を勝手に吹いて、一人でオクターブデュエットしてみました(笑)


"BORDOGNI" No.1 (plus octave lower) / ボルドーニ1番(+オクターブ下)

 

あ、テューバ吹きはよくオクターブ下げて吹く練習をするので、自分の演奏をオクターブで重ねてみたらどうなるやろ?って単純に「やってみたい」という衝動に駆られて作ってみただけの動画なのです。

 

でも自分でやってみて「この練習、ええ練習になるなぁ」と思ったので、また時間見つけて色々チャレンジしてみます!

 

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こんなふうにしてプロでも練習を楽しんでます。

是非みなさんも want の延長線上で練習を楽しんでみて下さい!

 

不要な外出を控えて、今日も素敵な一日を!

#Stayhome

 

 

ではまた!

笑えよ〜

笑う=ストレス発散&免疫力向上!

感染拡大を抑えるために不要な外出を控えて自宅でずっと自宅軟禁生活を続けていると、ストレスも溜まってなんとなく陰鬱として来ます。

そんな時は笑うのが一番!

我々音楽家のお仕事もそうですが、超難解な現代音楽の新作など楽譜の読み方からして理解不能な作品のリハーサル初日なんてみんな15分くらいでどよ〜んとした重〜い空気がリハ会場に漂い始め、リハが終わる頃には8割のメンバーが白目むいてます(笑)

そんなリハの帰り道は、師範代も笑いを求めてYouTubeでお笑い芸人の動画なんかを見てストレス発散しています。

笑うという要素は免疫力をアップさせるとも聞いたことがあります。

今の様な状況下で我々が必要としていることは笑うことなのかもしれません。

いや、笑うという単なる行為ではなく、笑うことによって体の中でハッピーホルモンが分泌されて健康状態も精神状態もポジティブな方向に向かうということなんだと思います!

 

ハッピーホルモンて…

ちょっとぶっ飛んだ焼肉屋でメニューにありそう(笑)

師範代の学が無さがもろバレです。

 

でもね、笑うことで神経伝達物質セロトニンが放出され、脳内モルヒネと言われるるエンドルフィンやドーパミンが大量に分泌されて精神の鎮静効果をもたらす事や、ストレスホルモンと言われる副腎皮質ホルモンの分泌が減ったり、更にはストレスによって上昇する血糖値を、笑うことで分泌されるインシュリンが働いて正常化させるという事も学術的にも立証されてるらしいのです。

 

ほら!

これもうハッピーホルモンて言うてるみたいなもんですやん!

 

とにかくね、笑ってて損することは無いってことが医学的にも着目されてるってことなんです!

 

だから皆さん、とにもかくにも毎日笑っときましょ!

 

と言う訳で今日は笑える動画をいくつかご紹介!

人それぞれ笑いの好みもあるでしょうから、あくまで師範代目線ではありますが、まぁ純粋に楽しんで頂いて皆さんの免疫力向上のお手伝いになれば、師範代のハッピーホルモンも分泌されて、一挙両得という訳です!

 

では、早速参りましょう!


Incredible Trumpet Solo

 

まぁ途中からなんとなくわかっちゃいますけどね…

最初見た時は「まぢか?!」って師範代も思ってしまいました。

でも耳って(笑)

 

次はコチラ!


幻楽団「トロンボーン漫談」

トロンボーン奏者が漫才をし始めたのか、漫才師がトロンボーンを練習したのか…

いずれにせよやたら美味いですよね(笑

 

そして世界に目を向けると、やっぱり笑えるアンサンブルと言えば彼らでしょ!


MNOZIL BRASS | Tuba Solo (Official Music Video)

 


MNOZIL BRASS lonley boy

まぁ何しても型破りと言うか良い意味で期待を裏切ってくれます!

ムノツィルの日本デビューの時、大阪の某梅田の楽器店の9階サロンで記者会見をしたんですが、同じ会場でその直後に師範代のファーストCD「ロード」の発売記念リサイタルがあって、師範代がお店に着いた時にちょうど彼らと会って以来覚えてくれていて、結構あちこちで遭遇するたびに「お!久しぶり!」と声をかけてくれます。

2012年に International Euphonium Tuba Conference (ITEC) がリンツで開催された時は彼らのゲストステージもあって、師範代もゲストアーティストとしてリサイタルで演奏しに行ってたので会場で再会。「内緒だけど良かったらリハ聴きにおいでよ」って見せてもらった事もありました。

とにかく笑いのセンスと演奏技術の両方を兼ね備えた世界最笑のブラスアンサンブルです!

 

最後は世界のダニー・ケイニューヨークフィルの動画でたっぷり笑ってもらいましょう!

恐らく師範代世代のクラッシック好きな人は何度も見てると思います!

のっけからめっちゃええ音で終始笑顔が絶えません(笑)

日本で放送されたもの全編がアップされてましたので1時間弱ありますが、何も考えなくてもしっかり笑かしてくれます!

 

オーケストラの演奏会は敷居が高いと思われてる方には是非見て頂きたい動画です!


世界のショー 「ダニー・ケイとニューヨーク・フィル」

 

さぁ如何でしたでしょうか?

以外と音楽笑いって相性良いですよね。

 

 

では、ついでに師範代のこちらの再生リストもご紹介させて下さい!

笑えよ〜」というタイトルの再生リストです(笑)

 

是非、師範代の演奏で笑顔になって下さい!

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今回も最後まで読んで頂いてありがとうございました!

どうせ自宅で過ごすなら音楽と笑顔で免疫力向上を図りましょう!

 

お忘れなく!

ハッピーホルモンポジティブスパイラル

 

 

ではまた!

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規格外なアーティストたち その1<James Morrison>

ゴイゴイス〜!!

最近3歳の息子がたまに言い始めたこの言葉、ご存知の通り由来は業界用語です。

ゴイスー」は「凄い」の業界用語、要するに文字の順序を入れ替えた言葉です。

なので、師範代の「おみしー」も実は業界用語で「しおみ」を入れ替えただけ(笑)

知らない人からすると「なんでおみしー師範代なんですか?」ってたまに聞かれるんですが、そういうところから由来しています(笑)

 

で、今日は業界用語についてのお話ではなく(またそんな機会を作っても良いかもしれませんが。笑)ゴイゴイスー!な師範代の大好物規格外なアーティストたちを一人ずつ紹介する回にしたいと思います!

 

James Morrison(Jazz Trumpet)

まず今回は、この人。

オーストラリア出身のジャズトランペット奏者、ジェームス・モリソンです。

この人、とにかく多才です!

本当にジャズ好きな人からすると少し違った感じに見える人もいるかもしれませんが、あくまで師範代目線なので、金管楽器を演奏するというで他を寄せ付けないくらい規格外という感覚で選ばせてもらってます。

 

つべこべ言わずにまぁまず聴いて頂きましょう!


James Morrison.

 

左手でピアノ弾きながら右手でトランペット…なんでこんなこと出来るんでしょね(^_^;)

楽器吹きの感覚から考えるとピアノ弾いてる左手は in C で音を捉えてて、トランペット吹いてる右手は in B♭で…考えただけでも発狂しそうです(笑)

 

次はこちらの動画!


James Morrison:Trumpet, Georg Solti Brass Ensemble 5/7

 

トランペット奏者なのにトロンボーン?!

と最初は驚くかもしれませんが、次の瞬間には重音で演奏が始まる。

途中から完全にピアノでアドリブ。

ピアノのアドリブが終わったらトランペット。

次はトランペットとトロンボーンのそろ回し…

もうね、アホです(笑)

 

バックのバンドでまだ髪があった頃のローランド・セントパリがめっさ良い音でテューバ吹いてるのが師範代的にはツボです(笑)

 

次はコチラどぞ!


James Morrison - Trumpet/Trombone/Saxophone/Piano/Guitar/Bass

 

いきなりクリアなハイトーンから始まったと思ったら良くにたおっさんが隣でニヤついてる…

曲が進むとバンドのホーンセクションが写ってきますが、よく見たらトランペットもトロンボーンもサックスも!

そしてピアノもベースもギターも全部ジェームス・モリソン!!

 

どゆこと?!

 

でもドラムだけは叩けんかったんですね(笑)

 

しかしどうなってるんでしょうね。

ここまで来るとゴイスー!通り過ぎて大丈夫?って心配してしまいます。

きっとこんだけ何でも出来たら「オレなんでこんなに何でも出来てまうねん!」って天才ならでわの悩みで毎晩枕を濡らしてるはずです(笑)

 

いやホントこんな何でも出来てしまう人いるんですね。

もっと紹介したい楽しい動画がいっぱいあったんですが、今日はこの辺にしておくので皆さんも是非ジェームス・モリソンで色々動画を見て楽しんで下さい!

 

最後にオマケのどうがをひとつ。

彼の若い頃の(まだかろうじて髪がある頃の)ライブまるごとの長い動画なんですが、最後の最後56分過ぎから見てみてください。


James Morrison & The Hot Horn Happening - Jazzwoche Burghausen 1995

 

もうホンマにどうかしてるぜ

一瞬ですが上下逆さまにしてしかもアドリブって…

ハァ…

もうどうにでもしてくれ。

今日は疲れた。

 

って気分になります(苦笑)

 

という訳でまたこんな感じで師範代の大好物の規格外なアーティストたちの動画をご紹介させて頂きますので、どうぞお楽しみにしてて下さい!

 

こんな楽しい動画、探して遊んでたらアッという間に一日終わっちゃいますよね。

 

是非、不要な外出を控えて自宅で楽しく過ごして下さい!

師範代のチャンネルも是非!

 

#おうち時間

#ステイアットホーム

 

 

ではまた!

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歌うということ 〜シンギングアプローチ〜

演奏者にとっての「歌う」という行為

楽器を演奏する人の中にはこの「歌う」という言葉に苦しめられた経験を持つ人も少なからずいると思います。

のっけから重い話題やなぁ…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、少なくとも音楽を勉強している方、もしくはそれを生業としていらっしゃる方からするとウンウンとうなずいてるかたもいることと思います。

実は師範代も学生時代それでかなり悩んでいました。

 

楽器演奏の経験を持たない方からすると「どういうこと?」と思われることでしょう。

 

「歌う」と言いましても「声を出して歌う」ことではありません。

演奏上の表現力として音楽的に演奏することを指します。

音楽的に歌っている演奏…それは誰しもが憧れる理想の演奏なのです。

 

良い音で演奏することも必要な要素です。

しかし、良い音を並べて演奏しているだけでは退屈な演奏に感じることもあります。

 

超絶テクニックで速いパッセージをクリアに演奏出来ることも必要な要素ですが、それだけではひけらかしの演奏になりかねません。

 

それらの要素に「このイメージを聴衆に届けたい」と願う演奏者の想いが加わり、聴く人の心に届けようとする表現となることを「歌う」と定義付けるのではないかと師範代は考えています。

 

取り扱い注意!「歌え」という無責任な言葉

また、楽器を演奏される方にはこの様な経験をされた方もいるのではないでしょうか?

吹奏楽やオーケストラなどの合奏の際に、指揮者の先生から「そこのフレーズ、もっと歌って!」と言われる様な場面。

これ比較的よく遭遇する瞬間だと思います。

中高生の吹奏楽部が合奏している時とかだと言われた内容がどう演奏して欲しいのか理解出来ていなくても条件反射で「ハイ!」って返事してしまってる事あると思います。

これ、パブロフの犬状態です。

なにちょれ?と思われる方は下のリンクからどうぞ!(笑)

イワン・パブロフ - Wikipedia

 

察しの良い方々は師範代の言いたいこと、もうおわかりですよね?

 

音楽を勉強している音大生や芸大生、またそれを生業としているプロの音楽家でさえ、「その言葉を指揮者から浴びせられた時にどう表現すればOKサインをもらえるのか」と、その課題と対峙して日々勉強を繰り返し模索しているのに、ついこないだ楽器を始めたばかりの中高生たちに向けて「歌え!」と言葉だけで要求するという事は結構ハードルが高いことなのです。

 

なので、中高生の部活動、アマチュア吹奏楽やオーケストラで指導や指揮をされる方々は、この言葉を使う際には必ず、言葉でもでもダンスでも構いませんので、演奏者に「こういう風に表現して欲しい」と、ご自身が要求する内容を是非伝えてあげて頂きたい。

そしてご自身の指揮でも音楽的な表現を用いて奏者たちからその「歌う」演奏を引き出すために見せる事を意識して下さい。

そう、指揮者と奏者の努力するバランスは同等なのです。

 

果たして演奏表現としての「音楽的に歌う」とはどうする事なのか?

いま一度演奏の表現力としての「歌う」ことに話題を戻しましょう。

見出しの言葉は正に師範代が学生の頃ずっと頭を悩ませていた課題でした。

沢山の演奏会に足を運び、色んな楽器の演奏に触れて、沢山感動しました。

来日アーティストのマスタークラスも受講したり聴講したり、しつこく質問したり…

でも自分が演奏する時にはなかなかそれらのインプットしたイメージは出て来てくれませんでした

卒業試験でアンソニー・プログの「スリーミニチュア」を選んだのですが、理由はそこでした。

自分の乏しい表現力を露呈しない為のテクニック頼みの選曲だったのです。

 

しかし、師範代にとって大きなショックとも言うべき、衝撃的な経験をしました。

 

以前にも登場しましたが、ドイツ留学の際にお世話になったロバート・トゥッチ先生にレッスンで頂いたイメージは今でも自分の中で常に明るく進むべき道を照らし続けてくれており、日々成長して更に細分化されながら音楽の多面的要素を師範代に見せてくれています。

 

それは留学して一番最初のレッスンの時でした。

 

皆さんもよく練習されているエチュードボルドーニ」の1番を最後まで演奏し終えた時、しばらく考えて何かを察したのか、トゥッチ先生が、

君は何を学びたくてドイツに来た?

と聞かれたので、

出来が悪かったから怒られてるのか?(汗)

と一瞬思ったが、臆せずに思ってることを切り出してみた。

 

テューバでもっと音楽的に演奏したいんです。それで先生のところへ来ました。」

 

すると、ゆっくり時間をかけて語学がダメな師範代に理解させるためにわかりやすい言葉を選びながらオーケストラの話をして下さいました。

 

指揮者をよく見なさい。素晴らしい指揮者はを使って奏者に自分の要求を語りかける。そして奏者は指揮者が何を要求しているのかを常に読み取れないといけない。」

 

言葉を全く勉強して行かなかった師範代はドイツ語は挨拶程度、英語も挨拶程度でダメダメでしたが、その時のトゥッチ先生の話はクリアに理解出来ました。

 

そして、更に話は続き、

 

「もしも音楽的な表現を自分の演奏に加えたいなら、頭の中に優秀な指揮者を一人いつもイメージしなさい。その指揮者はいつも君のためだけに素晴らしい指揮を振って君の演奏を理想的な演奏に導きます。彼が左右にたっぷり振った時はそのイメージを真似て音にしなさい。彼が、ここだ!と深く力強く振ったところはそのイメージで演奏する。優秀な指揮者はずっと同じ振り方をしない。常に全身で君のために音楽を表現してくれている。だからいつも頭の中の指揮者をよく見て、よく感じて、彼と一緒に練習しなさい。」

 

と言われた時には、今までずっと喉に刺さってたメタセコイアほどの太さの魚の骨がやっとぶっこ抜けた様な感覚でした。

 

ちなみにメタセコイアはこんな感じ。

メタセコイア - Wikipedia

 

結論

この経験があってから指揮者にとても興味を持つ様になり、帰国してからも自分の勉強のためにもと、吹奏楽の指導にも携わる様になりました。

そうする事でトゥッチ先生に頂いた言葉のとおり、自分の中に指揮者を一人雇うことが出来ました。

しかし、最初から自分の中に「素晴らしい指揮者」は雇えませんでした。

 

何故?

 

知らないから。

 

当時、フリーランスを始めたばかりの師範代はまだ経験も浅く、素晴らしい指揮者を目の当たりにする経験も乏しかった。

 

それでもオーケストラに入団し、プロフェッショナルとして活躍する指揮者たちを目の前で見て感じ、読み取るトレーニングが出来る様になり、他でも色々とお仕事をさせて頂く様になると自ずとインプットが増え、師範代の頭の中の指揮者も少しずつ育って行きました。

そして吹奏楽の指導や指揮する経験を重ねる事でアウトプットしようとする自分も少しずつ養われていってる様に感じます。

 

 

結論

としまして、歌うということは…

 

結論付けることが難しいけど、とにかく好きの延長線上、楽しいの延長線上、やりたいの延長線上、WANTの延長線上で演奏しようとした時に身体から溢れるエネルギー

 

なんだと思います、師範代はね。

 

残念ながら、飲むだけで音楽的に演奏出来る様になります!…的な特効薬は無いです!

 

ホントそうだと思います。

 

でもね、ドイツ留学の時のトゥッチ先生に頂いた言葉。

これは音楽やってる人全てに有効な発想だと思います。

 

 

で、トチ狂って本当に演奏しながら歌ってしまってる師範代の動画がコチラ(笑)


"Fnugg"(フヌッグ)【#Stayhome #Withme】

 

そして情熱を持って

もう一回真面目な話に戻して申し訳ないですが、

でもインプットとアウトプットのバランスはとっても大切で、どちらかに偏ると頭の中の指揮者も自分も成長し辛くなる事だけは確かです。

 

なので普段から、地道な努力で自分と向き合ってコツコツやる事が大切なんですね。

 

え〜!そんなん時間かかるしめっさダルいや〜ん!

 

て思う方もいるかもしれませんが、そんなものは情熱さえあれば大丈夫です!

 

ファイナルファンタジー買って熱中してやってるといつの間にか朝になってるでしょ?

それと同じです。

 

熱中して大好きな音楽の勉強に没頭してる間はダルいなんて感じてる暇ありません。

 

たぶん気がついたら棺桶に入ってる自分を幽体離脱して上から眺めてる自分に気づいて、

「あ、熱中してて気づかんかったけど、オレ死んだんや」

みたいなエンディングなんでしょうね。たぶん。

 

死んだことないから知らんけど(笑)

 

 

じゃあ、や〜んぴ!

って諦めるんじゃなく、

だからこそ熱中するべきなんじゃないでしょうか?

自分の人生に。

 

野球でも、サッカーでも、プロレスでも、なんとか坂48でも、スーパーのレジ打ちでも、建設現場の作業員でも、音楽家でも…

 

自分の誇りを持ってやりたい事に熱中してる間が最高に楽しくて気づかないうちに人生充実している…ハズ。

 

師範代はそう考えます。

そうありたい。

そうなって…

みんな…

お願い!

 

…別に何かがあった訳ではありません(笑)

いま文字数見てちょっと引きました(もうすぐ4000文字…汗)

まぁ、このブログも情熱を持ってやってる事なのでお許し下さい(笑)

 

コロナの野郎のせいで日々陰鬱とした日々をおくってらっしゃる方もいるかと思いますが、どうか日々情熱を持って!

ポジティブスパイラルでお過ごし下さい!

 

こんな長ったらしい春休みの作文課題みたいなのを最後まで読んで頂き、ありがとうございます!

 

まだまだ収束には時間がかかりますが、

どうかこれからも不要な外出を控え、

#StayHome

でお願いします!

 

ゴールデンウィークはご自宅で家族とゆっくりお過ごし下さい。

 

沖縄行ったらあかんで〜!

 

 

ではまた!

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